社会人としてある程度キャリアを積み、転職を何度かしました。

その中で、前職は経験者としての中途採用での採用されたのですが、ここに勤めた際の給与が低くて悩んだ経験があります。

経験者ですし、給与面はある程度考慮してくれるという話だったのですが、試用期間中の3か月はアルバイト扱いで日給が1日1万にも満たない金額。

日給扱いなので、残業手当も出ません。

加えて、その3か月期間中に、社員旅行があって新入社員はその日は休みに。

また、夏季休業期間もあったので、当然のことながらその期間の収入はありませんでした。

おかげで、その期間は新卒で社会に出た時の初任給以下のレベルとなり、節約生活を余儀なくされました。

新しい服などはもちろん買えないですし、友人とプライベートで食事に行くなども、厳選せざるを得ない状況。

ランチも毎日お弁当持参で、食材の調達もいかに安い食材を手に入れるか、またこの食材は買うべきかどうかなど、買い物には毎回真剣に頭を悩ませていました。

でもやりたい仕事だから、と3か月の試用期間を何とか乗り越え、晴れて正社員に。

給与も含め、面談がありましたが、ここで提示された給与額も、これまでの経験をあまり評価していないとしか言わざるを得ない額でした。

でも、「成果をあげればちゃんと評価する」ということや、やりたい仕事であったこと、またこれ以上転職活動をする考えもなかったため、しぶしぶその額で了承することにしました。

しかし、試用期間中よりは収入が増えたとはいえ、とても満足できる金額ではありません。

節約生活も続けましたが、全然余裕が生まれるようにならず、ため息が出ることもしばしば。

加えて、経験上わかってはいましたが、仕事は体力的に大変なことも日常茶飯事。

それでも何とか頑張っていました。

そうして迎えた冬、インフルエンザにかかってしまい、会社を休まざるを得ない事態に。

ところがこの会社、病欠は欠勤扱いとして、休んだ分は給与から引かれるという何ともブラックな企業！

インフルエンザなので当然２、3日では回復せず、結局その週はまるまる1週間休むこととなったため、その月の給与はまた悲しい金額に。

こんな調子だったので、貯金が増えることはなく、むしろ目減りする一方。

やりたい仕事だから、と続けてきましたが、さすがに収入が少ないのではモチベーションも上がらず、このままでは昇給も期待できないと思い、結局その会社は退職しました。

お金が一番というわけではなかったので頑張っていましたが、やはりお金は大事。

常にお金がないと悩んでいる状態だったので、それは精神的にもつらい経験でした。

今後は、お金で悩むことがないよう、転職する場合にはしっかり給与面も見なくては、と思わされました。